桑について
ハーブが糖の分解を抑える力

古くから桑葉は︑健康を保つ植物として注目されてきました。そのひとつが︑糖尿病への効果。近年の研究で︑なぜ桑が血糖値の上昇を抑える作用を持つのかも明確になりました。右ページの実験では︑ショ糖と一緒に桑葉を摂取した場合︑ショ糖だけを摂取したときに比べて︑血糖値の上昇が抑えられる結果が出ました。これは体内に取り込まれた糖が︑吸収を阻害されたことを示しています。糖尿病や糖尿病予備群の人は︑糖を摂取すると血糖値が大きく上昇し︑なかなか下がりません。桑葉は︑糖の吸収量を減らすことで︑血糖値の上昇をゆるやかにする効果があるのです。この効果は︑「1デオキシリノジリマイシン︵DNJ︶」という成分が大きく関わっています。体によいといわれているハーブ種を調査した結果︑桑葉が最も強く糖の分解をおさえることが証明されました。


DNJが糖吸収を阻害するしくみ
DNJが糖よりも先に消化酵素と結合することで、 糖が便として排出されます。

プロポリスについて
代替医療の現場で使用される

天然の抗生物質プロポリス

健康維持や病状の改善など︑さまざまな効果が認められているプロポリス。これはミツバチが自らの巣を守るために︑樹脂や木の芽と唾液で作り出すもので︑「天然の抗生物質」ともよばれています。古来から民間伝承薬として使われてきましたが︑近年では世界中で研究も進み︑さらに幅広い活用が期待されています。抗酸化作用や免疫力の増強︑消炎作用など︑その効果が全身にいきわたるのも特徴です。
糖尿病に対しても期待の高い食品のひとつ。糖尿病の原因に活性酸素の増加があり︑ひとたび糖尿病になると︑体内は酸化された状態になり︑全身の細胞が障害されることになりますが︑これにプロポリスの抗酸化作用が有効にはたらきます。また合併症を防ぐ役割も期待されています。


プロポリスはインスリンの効きをよくして高血糖を改善

糖化について
プロポリスが合併症への進行を遅らせる
抗酸化作用が合併症の原因となる糖化を防ぎます。

糖化を起こさず、 合併症を防ぐ
糖尿病で怖いのは︑合併症です。糖尿病になった人の体内では︑体内の活性酸素の量が増え︑「糖化」とよばれる反応が盛んに起こっています。その結果︑「AGEs」という糖化最終産物が増加します。これは悪玉因子とよばれ︑増加することで︑体内のたんぱく質が本来の役割を果たすことが難しくなり︑糖尿病の合併症を早期に引き起こす原因になります。
糖化は︑たんぱく質とブドウ糖が反応することで起こります。血中のヘモグロビンはタンパク質のひとつ。高血糖の人は︑血液中にブドウ糖が多量に存在するため︑この糖化が起こりやすい血液状態にあります。さらに︑この糖化を促進させるのが活性酸素。糖尿病になると︑この量も増加しているため︑糖化が爆発的に進み︑悪玉物質「AGEs」が多量に生成されることになります。私たちの身体は︑皮膚や骨︑内臓にいたるまで︑ほとんどがタンパク質でできています。そのため全身で糖化が起こることで︑さまざまな病気や不調を引き起こしています。糖尿病や合併血糖値コントロール症の他︑動脈硬化や非アルコール性脂肪性肝炎︑認知症︑肌トラブルなど多岐にわたります。さらに老化も糖化によるところが多く︑この糖化を防ぐことは︑長く健康的な生活を続けること 血液中のヘモグロビンに欠かせないことでもあります。プロ(タンパク質)とポリスの抗酸化作用は︑活性酸素を減少させるため︑糖化のスピードを抑えることができ︑合併症の発生を遅らせる効果があります。またロポリス成分には︑この糖化そのものを防ぐことも最近明らかになりました。プロポリスは身近な健康食品のひとつであり︑高い抗酸化作用で︑わたしたちの健康を維持してくれます。その一方で︑薬ではないので副作用を心配する必要もありません。病気になって 糖尿病の合併症からではなく︑病気にならないための体づくりのこだわりとして︑普段から摂取する習慣を持つことを考えるのもいいでしょう。

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